エピローグ

 

ビルの間から見えた朝焼け

お願いだから時間よ止まっておくれ

 

いつもの場所でバカみたいにじゃれ合っては

いつまで続くかわからない永遠に身を委ねてた

 

あの時あの場所で出会えてなくても

僕らはきっと出会っていただろう

同じ結末に向かって

 

 

あの言葉が掴んで離さない

何を願い 何を思い 何を祈る

 

その笑顔が消えてしまう前に

キレイに終わろう

側に居る事さえ出来ないなら

 

君の手を握りたかった

ぎゅっとぎゅっと強く

瞼に焼き付いた

あの朝焼けを二人で見たくて

 

 

思わず目を反らすその瞳

手の届かない赤い光