父ちゃんのうた

流れゆく日々の中で  何気ないはずの言葉が

貴方を思い出させる

あぁもう会えないんだと 染み込ませている

貴方は幸せでしたか?

選んだ道は間違いじゃなかったと

飾らない笑顔で言って欲しい

真っ白な壁に色を塗る  何度もやり直せばいい

この命尽きる瞬間  美しいと心から思えるように

 

溢れ出す涙止められず 子供のように泣きじゃくった

堪えることもせずに

あぁもう一度でいいから 笑ってみせてよ

私は幸せだったよ

みんなで笑い合ったこの日々は

どんな事があっても色褪せない

新しい命がまた芽吹く  全ては巡り続けている

少し戸惑うこの右足 転んだって構わずに進むのさ

 

歩き出した私の影ひとつ 細長く伸びる影ひとつ

悲しみは拭えない 分けられない 

ずっと抱きしめていくのさ

涙も流れない悲しみの夜は 誰かを想う夜にするよ

君よ 健やかで   君よ 穏やかで

この想いはまっすぐで清らかだ